Nijikan
VOICEVOXなどの合成音声ソフトで生成した音声をPremiere Proに取り込み、字幕と音声を配置するための拡張ツールです。
機能
音声ファイルの書き出しを検出しをPremiere Proに取り込みます。
音声ファイルの長さに合わせて字幕を配置します。 ※After Effectsが必要
音声ファイルの長さに合わせて画像を配置します。
labファイルに合わせて口パクさせます。※After Effectsで設定が必要
字幕はAfter Effectsの体験版でも利用できます。体験版のライセンスが切れていてもインストールさえされていれば動作します。
お願い
ニコニコ動画に動画を投稿する場合、動画の親作品にsm43070420の登録をお願いします。
インストール方法
GitHubのリリースページから最新版の
nijikan.zxp
ファイルをダウンロードします。Adobeのコマンドラインからの作業 のドキュメントに従ってインストールを行います。 以下にも手順を記載します
コマンドラインを開きます。
Windows: スタート/すべてのプログラム/アクセサリ/コマンドプロンプトを選択します。
macOS: アプリケーション/ユーティリティフォルダーでターミナルアイコンをクリックして開きます。
次のコマンドを入力します。Windowsの場合、右クリックでコピー&ペーストができます。
Windows:
cd "C:\Program Files\Common Files\Adobe\Adobe Desktop Common\RemoteComponents\UPI\UnifiedPluginInstallerAgent"
Mac:
cd "/Library/Application Support/Adobe/Adobe Desktop Common/RemoteComponents/UPI/UnifiedPluginInstallerAgent/UnifiedPluginInstallerAgent.app/Contents/MacOS"
次のコマンドを入力します。ファイル名はダウンロードしたファイル名に置き換えてください。
Windows:
UnifiedPluginInstallerAgent.exe /install "C:\Users\ユーザー名\ダウンロード\nijikan.zxp"
Mac:
./UnifiedPluginInstallerAgent --install "/Users/ユーザー名/ダウンロード/nijikan.zxp"
使い方
Premiere Proを起動します。
メニューのウィンドウ→エクステンション→Nijikanを選択します。
Nijikanのウィンドウが表示されます。
アプリ設定のボイスフォルダに、合成音声ファイルの保存先を指定します。
VOICEVOXなどの音声合成ソフトのファイル出力設定で、先ほど指定したフォルダを指定します。
キャラクター設定をクリックします。
キャラクター設定を追加をクリックします
名前を入力します。
日本語入力がオンの場合、名前を入力しても表示されない場合があります。
その場合、メモ帳などで名前を入力してからコピー&ペーストしてください。
音声トラック番号を好みの番号に変更します。
この番号は、キャラクターごとに設定できます。
字幕MOGRTを指定します。MOGRTはモーショングラフィックテンプレートの略です。
読み込めるのはAfter Effectで作成したモーショングラフィックテンプレートです。
サンプルのモーショングラフィックテンプレートを配布しています。
作者のPixivファンボックスでも配布しています。
独自に作成もできます。 モーショングラフィックテンプレートの作成方法も参照してください。
字幕トラック番号を好みの番号に変更します。
この番号は、キャラクターごとに設定できます。
最低限の設定は以上です。パネルの一番上に戻り、 ボイス監視を有効にしてください。
VOICEVOXなどの音声合成ソフトで音声を生成します。
音声が生成されると、Premiere Proに音声ファイルが取り込まれます。
既知の問題
字幕のモーショングラフィックテンプレートに時間のレスポンシブデザインが設定されていると適切に動作しない。
モーショングラフィックテンプレートのフレームレートとPremiere Proのシーケンスフレームレートが異なっていると長さがズレる。
台詞に他キャラの名前が含まれていたとき、そのキャラの処理が行われるときがある。
対策: VOICEVOXの場合、「名前以外でファイル検索(正規表現)」を有効にして、
_キャラ名(
と入力する。例:
_ずんだもん(
、_四国めたん(
VOICEVOXで「全部書き出し」が行われたとき、順番どうりに書き出されないため、プレミアプロでの登録順序が狂うことがある。